【コラボの快楽】
Nick Cave and the Bad Seeds (ft. Kylie Minogue) – Where The Wild Roses Grow
Nick Cave and the Bad Seeds (ft. Kylie Minogue) – Where The Wild Roses Grow
全10曲がすべて殺人の歌という恐るべきアルバム『マーダー・バラッズ(Murder Ballads)』からのシングル。全豪2位、全英11位と、ニック・ケイヴにとって最大のヒットとなったシングルだ。
ニック・ケイヴがもともと大ファンだったというカイリー・ミノーグにオファーして歌わせた、念願のデュエット作だ。
これより前にロッキング・オン誌が、どうやらあの暗黒大王がカイリー・ミノーグのファンらしいというスクープをつきとめ、直接本人にインタビューで詰問し、確認に成功していた。
来日したときにレコード会社の担当ディレクターからごっそりカイリー・グッズを貰って帰ったって話を聞きましたけど。ニック「そいつは嘘だね。カイリーちゃんグッズならもうとっくに全部持ってる。日本のレコード会社からわざわざ貰う必要なんかないよ」
そんなカイリーちゃんに死体役をやらせて、その体を撫でまわすという、堂々たる職権濫用PVも制作した。
あらゆる意味で、ニック・ケイヴの絶頂期と言える作品である。
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