ニック・ケイヴ&カイリー・ミノーグ/ホエア・ザ・ワイルド・ローゼズ・グロウ(1996)

Where the wild roses grow [Single-CD]

【コラボの快楽】
Nick Cave and the Bad Seeds (ft. Kylie Minogue) – Where The Wild Roses Grow

全10曲がすべて殺人の歌という恐るべきアルバム『マーダー・バラッズ(Murder Ballads)』からのシングル。全豪2位、全英11位と、ニック・ケイヴにとって最大のヒットとなったシングルだ。

ニック・ケイヴがもともと大ファンだったというカイリー・ミノーグにオファーして歌わせた、念願のデュエット作だ。

これより前にロッキング・オン誌が、どうやらあの暗黒大王がカイリー・ミノーグのファンらしいというスクープをつきとめ、直接本人にインタビューで詰問し、確認に成功していた。

  来日したときにレコード会社の担当ディレクターからごっそりカイリー・グッズを貰って帰ったって話を聞きましたけど。

ニック「そいつは嘘だね。カイリーちゃんグッズならもうとっくに全部持ってる。日本のレコード会社からわざわざ貰う必要なんかないよ」

そんなカイリーちゃんに死体役をやらせて、その体を撫でまわすという、堂々たる職権濫用PVも制作した。

あらゆる意味で、ニック・ケイヴの絶頂期と言える作品である。

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