ザ・ポリス/マジック(1981)

Ghost in the Machine -Hq- [12 inch Analog]

【80年代ロックの快楽】
The Police – Every Little Thing She Does Is Magic

4枚目のアルバム『ゴースト・イン・ザ・マシーン(Ghost in the Machine)』からのシングルで、全英1位、全米3位となった大ヒット曲。

それにしてもポリスは、6年間の活動期間で5枚のアルバムをリリースし、その間ずっとセールスを伸ばし続け、世界的成功を手にし、その頂点で解散した稀有なバンドなのだ。

ポリスの後期におけるサウンド面での変化には好き嫌いもあるだろうが、ちょうどロック・シーンの激動期の頃でもあり、変化は必然的なものだったろう。
ジャケットは3人の顔をデジタル数字風に表したものだが、いかにもデジタル時代の到来を告げているような象徴的なアートワークでもあると思う。

この曲ではピアノの導入も印象的だ。
ポップなラヴソングのイメージがある曲だけど、しかし謎めいた雰囲気のバース、はしゃぎまくるサビ、ピアノが生きてくるエンディングと、文字通りマジックのように次から次に変化し、それぞれ違う味が楽しめる三層構造みたいになっている。まあおじさんらしく言うなら、ラーメンと天津飯と酢豚の三つの味が楽しめる定食みたいなものだ。
逆にこういう曲にこそわたしは呆気にとられるほど感心してしまうのだ。

好きだなあ、この曲。何度聴いても飽きない。PVもすごくいい。

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