アレサ・フランクリン/ロック・ステディ(1971)

YOUNG, GIFTED AND BLACK [OPAQUE MUSTARD YELLOW VINYL] [Analog]

【ソウルの快楽】
Aretha Franklin – Rock Steady

作詞・作曲もアレサ・フランクリン自身で、全米9位のヒットとなった。

ファンクの要素が濃く、力強いベースが印象的な、その後のディスコ・ミュージックの源流とも言えるような70年代R&Bである。

「ロック・ステディ」とはダンスのことらしくて、一晩中踊り明かしましょうよ、みたいな曲だけれど、「お尻を左右に振って」「しっかりと揺り動かすの」「あなたが座って車を運転するのよ」という、エッチな行為とのダブル・ミーニングにももちろんなっている。まあダンスナンバーの歌詞というのはだいたいそういうものが多いけれども。

60年代のディープなソウル・ミュージックとはまた別のクールな魅力があるが、この頃のアレサがまたやけに色気があってカッコいいのだ。