ザ・ジャム/ムーヴ・オン・アップ(1982)

Beat Surrender

【カバーの快楽】
The Jam – Move On Up

ザ・ジャムの最後のシングル「ビート・サレンダー」12インチ盤のB面に収録されたカバーだ。

原曲はカーティス・メイフィールドだ。彼の1st『カーティス』から1971年にシングル・カットされ、イギリスでは12位と、彼のシングルとしては最大のヒットなった。

後にいろいろな映画のサウンドトラックに使われたりもして、たぶんカーティス・メイフィールドの曲でも最も広く知られている曲だろう。

日本でも日テレのナインティナインの番組『ナイナイサイズ』で、ナイナイ登場時のオープニング・テーマ的に使用されていた。

ジャムのバージョンは彼ららしい、スピード感と熱量が凄い、キレ味抜群の演奏だ。

初期の頃はキンクスのカバーなんかをやっていたジャムも、この頃にはカーティス・メイフィールドと、彼らの音楽性の変化を象徴するような選曲でもある。

それにしてもジャム、まあ、なにしろカッコいいわ。

↓ カーティス・メイフィールドのオリジナル。

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