≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その4
Chuck Berry – Maybellene
年に一回ぐらいチャック・ベリーのベストアルバムを大音量で聴いてみるのだけれど、毎年聴くたびにますます好きになっていく。
年を取るにつれて偉大な祖父の凄さがどんどんわかってくるような感じだ。
彼の弾くきらめくようなギターは、爽快な気分にさせる。
この曲は、チャックを見出したマディ・ウォーターズの口利きによって契約することになったチェス・レコードからのデビュー・シングルだ。
そのデビュー・シングルがいきなり全米No.1になった。
チャック・ベリーは最初からチャック・ベリーだったんだなあと、スピード感のある完璧な仕上がり具合に、さすがと唸らざるを得ない。
天才というのはこういうものなんだろう。
時速150kmでキャデラックをぶっ飛ばすメイベリーンという女の子を、V8フォードで追いかける話だ。
この歌詞がまたカッコいい。興味のある人はググればすぐ和訳が見つかるはずだ。
ジョン・レノンがチャック・ベリーをロック界最高の詩人と評したのも頷ける。