≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その10
Sam Cooke – Bring It On Home to Me
わたしはソウル歌手ではたぶんサム・クックが一番好きだ。
中でもこの曲が一番好きかもしれない。
彼は胸にしみる素晴らしい曲を何曲も書き、ずば抜けた歌唱力でそれを歌った、真の天才だ。
去っていった恋人に、おれのところに戻ってきてくれ~と切々と歌うラブソングだが、哀愁たっぷりのメロディやストリングスがまた泣かせる。
またなぜか、最初から最後までバックヴォーカルと二人で歌っているのもグッとくる。もちろん上手いのだけど、あえてきれいにぴったり合わせているわけではないのがまたいい。
この曲も多くのアーティストにカバーされているが、アニマルズのカバーがわたしは好きだ。その巧さに、さすがエリック・バードン、と唸らされる。