No.110 バディ・ホリー/ハートビート (1958)

The Very Best of [12 inch Analog]
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その110
BUDDY HOLLY  HEARTBEAT

バディ・ホリーの2曲目は58年発売の6枚目のシングル、「ハートビート」にしよう。
有名な曲もたくさんあるし、すごく迷うけど、自分の好きなものを選んでいくしかしようがない。

それにしてもこの人の音楽は、一見ものすごくシンプルなのに、ちっとも聴き飽きない。
そのうえ、どうしてこんなドラムなんだろうとか、これはなんの楽器の音なんだろうとか、聴くほどに新たな発見もあって、さらに面白くなる。
噛めば噛むほど味わい深い、するめみたいな音楽である。

自分の声を重ねて録音するとか、ストリングスを入れるとか、いろいろな実験をしてロックンロールの可能性を拡げた人だ。
もしももっと長く生きていたら、後にビートルズがやったこともすべて先にやってしまっていたかもしれない。もしくはそれ以上のことも。

そう思うとあの「音楽が死んだ日」が本当に悔やまれる。

彼がいなければそもそもビートルズもなかったかもしれない。
この素敵なメロディの曲を聴くとあらためてそう思う。

ロックンロールの長い歴史の中で、彼はたったの2年間しか活動していない。
それでもロック史における、最重要アーティストのひとりなのだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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