≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その147
Eagles – Take It Easy
わたしは昔はパンクが好きでトゲトゲしてたのでイーグルスなんてちっとも良いと思えなかったのだけど、今は好きだ。
それをべつに成長とは言わないだろうけど、人は生き続けていると変化はするものだなあ、とは思う。
わたしは「食べたい、と思うものが身体が求めているもの」というのをわりと信じていて、「いま聴きたい、と思う音楽が身体が求めているもの」とも思っている。
パンクでピョンピョンしているときにイーグルスなんて聴いてもムダなのだ。
同じようなものばかり繰り返し聴いているとそのうち飽きてピョンピョンも収まるので、そうしたら「さあ次はなににしようかな」なんて、べつのジャンルの音楽を聴き始めればいいだけだ。
わたしはそうやって、飽きもせずに音楽を聴き続けてきた。
この曲はイーグルスの1stアルバムに収められた曲で、ギターのグレン・フライが無名時代に共同生活をしていたジャクソン・ブラウンと一緒に書いた曲だ。
政治運動やドラッグ文化、ロックの急激な進化、ロックスターたちの相次ぐ死など、波乱と緊張感に満ちた60年代が終わり、爽やかなサウンドで「気楽にいこうぜ」と歌うこの曲もまた、ひとつの時代の終わりと始まりを歌った名曲だ。
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