≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その161
Talking Heads – Psycho Killer
1970年代の半ば、マンハッタンにCBGBというライヴハウスがあった。
まだデビュー前のラモーンズ、テレヴィジョン、パティ・スミス、ハートブレイカーズ、ブロンディ、そしてトーキング・ヘッズなどが出演していた。
だから彼らは一括りに「NYパンク」と呼ばれるのだけど、個々の音楽性はずいぶん違う。
NYパンクとは音楽の共通性というよりは、なにか今までのロックとは違う新しいことをやり始めたアーティストのことを総称したようなところがある。
トーキング・ヘッズもまた個性的なバンドだ。
この曲は彼らの1stアルバム『サイコ・キラー’77 (Talking Heads ’77)』に収録された、彼らの初期の代表曲だ。
ベースラインが特徴的で、中毒性が高い。
デヴィッド・バーンのヴォーカルは、情熱的なロック・ヴォーカルとは全然違う。
車のセールスマンがカラオケで歌ってるうちにだんだんテンション上がっちゃったみたいな感じがカッコいい。真似したくなる。
彼らも最初はパンクと呼ばれていたのだけど、どちらかといえばアメリカ初のニューウェイヴバンド、といったほうが合っている感じだ。
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