【ザ・ローリング・ストーンズ 100 グレイテスト・ソングス】#16
Start Me Up
Start Me Up
1981年に発表されたアルバム『刺青の男』のオープニング曲。シングルカットされ、全米2位、全英7位の大ヒットとなった。
中学の頃にラジオでよく聴いたので、わたしにとってはたぶんこの曲が初めて聴いたストーンズ・ナンバーだったと思う。
なにしろこのイントロのギターの音にシビれたものだった。
ネオン管がスパークしたみたいな、まさに体に電気が走るようなインパクトだ。これほど耳に残るギターのイントロもないだろう。
ちなみにこの独特のチューニングによるギターについてキース・リチャーズは、「いろんな人がこの曲を演ってるのを聴いたが、だいたいみんな間違っている」と語っている。
わたしが唯一見たストーンズのライヴも、この曲がオープニング・ナンバーだった。
ついにストーンズを生で見る瞬間だったのに、東京ドームにファンファーレのように響き渡ったこのイントロに感電して、一瞬にして眼球が潤んでよく見えなくなってしまった。