No.360 ザ・クラッシュ/スペイン戦争 (1979)

London Calling
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その360
The Clash – Spanish Boms

シングル曲でもないし、たぶんあまりクラッシュの代表曲としては選ばれないかもしれないけど、わたしはこの曲が凄く好きなので仕方がない。初めて聴いたときからずっと好きだ。

そもそもこの曲が収録された『ロンドン・コーリング』というアルバムはあまりに完璧すぎて、まるですべてがつながったトータルアルバムみたいに、どの曲を取り出してみても結局唐突感を否めない感じになってしまう。

スペイン戦争(原題は”スペインの爆弾”だけど)なんかを題材にしているわりにはものすごくポップで明るい曲だし、ジョー・ストラマーがメイン・ヴォーカルのはずなのに、ミック・ジョーンズの少年のような高い声のコーラスのほうが印象が強いし、ずっと同じパターンの繰り返しなのになぜか飽きないし、いろいろ破天荒で魅力的な曲だと思った。
まだクラッシュを聴き始めたばかりだったけど、他のパンクバンドと比べても別格的に面白いと思ったのはこういうポップセンスもあるからだった。

『ロンドン・コーリング』というアルバムは、10人いれば10通りのベストナンバーが挙げられるようなアルバムだと思うけど、わたしにとってはタイトル曲はもちろん、「しくじるなよ、ルーディ」とこの「スペイン戦争」あたりがこの名作アルバムを象徴するナンバーだ。

いやそんなこと言ったらホントは「ロン・ゲム・ボヨ」だって採りたかったし、「死か栄光か」だって捨てがたいし、「四人の騎士」も好きだし…なんて言い出したらもうキリがなくなってしまうのである。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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