≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その410
Irma Thomas – Time Is On My Side
Jerry Ragovoyによって書かれたこの曲は、1963年の10月にこのアーマ・トーマスがシングルのB面として発表した。
ほぼ同時期に、トロンボーン奏者のカイ・ウィンディングもこの曲をトロンボーンで録音している。
その1年後にローリング・ストーンズがカバーして全米6位の大ヒットとなった。
日本人でこの曲を知っている人のほとんどは、このストーンズ・バージョンで知ったのではないだろうか。もちろんわたしもそうだ。
わたしもそろそろ脳みそが死にかけてきているので記憶があまり定かではないが、わたしにとってストーンズとの最初の出会いがこの曲だったかと思う。
ストーンズの82年のライヴ・アルバム『スティル・ライフ』に収録され、このときにこの曲のライヴ・バージョンがシングル・カットされた。
当時ラジオで流れたり、PVをテレビで見たりした記憶がある。
PVはストーンズの若い頃の映像も流れ、ノスタルジックな曲調によく合っていたものだった。
そして、当時30代後半だったミック・ジャガーやキース・リチャーズのワイルドなヴィジュアルと演奏に、最新流行の若いアーティストたちにはない、ホンモノのロックアーティストの魅力とインパクトを感じたものだった。それ以来、ローリング・ストーンズのファンだ。
アーマ・トーマスはミック&キースの2歳年上だ。
1960年にデビューし、ニューオリンズのソウルクイーンと呼ばれた。
現在74歳だが、つい4年前には来日公演も行い、2014年にはアルバムも出している。
きっと今日も元気に、巨体を揺らしながらどこかで歌っているに違いない。
コメント
91年のアーマ・トーマスの来日公演を名古屋市公会堂で観たのです。
素晴らしかったんだけど残念なことにこの日はネヴィルブラザースとのジョイント公演だった為に先に出てきたアーマは何となく前座的な雰囲気が漂っていたのが不憫だったな。
91年頃ならたしかにネヴィル・ブラザースのほうが知名度があったでしょうねえ…。
かく言うわたしもアーマ・トーマスは、この曲しか知りません…。