【きょうの余談】寂しさ人恋しさに身を捩る

BLACK & WHITE

このブログの管理画面では、その日のアクセス数が多い記事をランキングみたいなかたちで見ることが出来る(もちろん管理者のわたししか見れない)。

このところはだいたい毎日《はじめてのカーペンターズ》の記事が不動のトップに君臨していて、あとは《はじめてのU2》とか《はじめてのニルヴァーナ》《ジャニス・ジョブリン 名曲ベストテン》なんかが上位を占めることが最近は多いのだけれど、昨日はなぜか、3年前に書いた《ザ・ストラングラーズ/ノー・モア・ヒーローズ》の記事がいきなり上位に入っていた。

こういう場合は大抵そうなのだけれど、調べてみると案の定、訃報だった。

ストラングラーズのキーボード・プレイヤー、デイヴ・グリーンフィールドが71歳で死去したのだ。

彼がストラングラーズのサウンドの要であることは間違いないが、わたしは失礼ながら彼の名前も知らなかったぐらいで、特別に好きだったバンドというわけでもなかった。
それでもあの時代を築いたパンクスがまたひとりあの世へ行ってしまったと思うと、寂しい気持ちにはなる。

3年前に書いたものなので内容は憶えていないが、過去に書いた記事を読み返すのはいつも気が進まない。

事実関係を間違っていたり、くだらないユーモアがスベっていることもあるし、中身が空っぽの記事だったりすることもある。長すぎて、自分で読み返してもげっそりする場合もある。

嫌だなあと思いながらもおそるおそる読み返してみると…。

…そんなに悪くなくてホッとした。

自分で言うのもなんだけれども。
でも、一部分だけサササッと加筆修正した。

そのデイヴ・グリーンフィールドの死因だけれども、彼は心臓疾患で入院していて、そこで新型コロナウィルスに感染し、亡くなったという。

彼もまたこのパンデミックの犠牲者の1人となってしまった。

それにしても、こんなSF映画のような地球規模のパンデミックを現実に体験するとは思わなかった。

現時点で24万人という死者の数は恐るべき数字だ。
亡くなられた方の家族や友人たち、何百万人という人が、今も悲しみに打ちひしがれているだろう。
そして医療従事者の方々は過酷な現場で、自らの命を賭して、人々を救うために懸命の努力を続けている。

われわれにできることは、一刻も早くこの状況を終わらせるよう、出来る限り家に閉じこもって、人との接触を断つことぐらいなのだろう。だから現在、地球上の多くの人類が、やむなく引きこもりになっている。

わたしはそもそもインドア派の引きこもり体質だし、非社交的で友達も少ないので、べつに外出の自粛や人との接触を8割減らすなんてどうってこともない。

…と思っていたのだけれど、しかしこう続くと、生身の人とのコンタクトというものがだんだん恋しくなるものだ。

お互いにマスクをしてモゴモゴと会話している状況だけど、早くマスクを外して、相手の声をクリアに聴きたい。飲食店で、出来立ての料理をゆっくり味わいたい。友人と飲みながら唾を飛ばしてくだらないことを言い合い、大口開けて笑いたい。

このわたしですらそうなのだから、たぶん世界中の人々が今、寂しさ人恋しさに身を捩っているのではないだろうか。
そういう意味では今は、人類史上空前の、人が人との直接の関わりを焦がれている瞬間なのかもしれない。
この状況が終わったとき、どんなに嬉しそうに人々は外に飛び出し、濃厚接触を再開するだろうか。

わたしもぜひ、その仲間に入りたいものだ。

でも今は経済が停まったままで、社会の根幹がグラついている。
これが崩壊したら元も子もない。

友人たちの事業や、みんなの勤め先の状況が気にかかる。
お願いだから、なんとか持ちこたえてくれ、と祈らずにはいられない。

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