【ディランのアルバム全部聴いてみた】『イン・コンサート：ブランダイス・ユニヴァーシティ1963』(2011)

ディラン21歳、ライヴ・アルバムとしては最も古い日付のステージを記録したものとなる。1963年5月10日、マサチューセッツ州のブランダイス大学でのライヴだ。

ディランがまだブレイクする前で、このライヴの2週間後に2nd『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』がリリースされるのだ。そしてあっという間に世界一有名なフォーク・シンガーとなる。

収録された7曲はライヴの時点ではすべて未発表だった曲で、後に『フリーホイーリン』に5曲が収録され、3rd『時代は変わる』に1曲、「Talkin’ Bear Mountain Picnic Massacre Blues」は後にブートレッグ・シリーズに収録された。7曲と言っても38分以上あり、LPサイズの長さだ。

1 Honey, Just Allow Me One More Chance
2 Talkin’ John Birch Paranoid Blues
3 Ballad Of Hollis Brown
4 Masters Of War
5 Talkin’ World War III Blues
6 Bob Dylan’s Dream
7 Talking Bear Mountain Picnic Massacre Blues

このテープは、Rolling Stone誌の共同創始者であるラルフ・J・グリースンが所有していたオープンリールにライン録音で収められていたもので、彼の家の地下室で40年以上眠っていたものを、息子が片づけをしてるときに偶然発見したということだ。

もちろんディランの弾き語りのみだ。古い録音だが、音質は全然悪くない。
ジャケット写真そのままの、溌剌とした若々しいディランが聴ける。

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