【ディランのアルバム全部聴いてみた】『ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス』(2018)

ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス

【ディランのアルバム全部聴いてみた 66枚目】
Bob Dylan “Live 1962-1966”

この年、フジ・ロックに初参戦したディランの来日記念盤。日本の独自企画だが、海外でもリリースされたようだ。

1962年から66年というディラン初期の黄金期の、1966年のもの以外はすべて初CD化という、レア・ライヴ音源を集めたものだ。

しかしレア音源と言われても、ディランのライヴ盤なんてめちゃたくさん出てるわけで、ライヴ盤自体にレア感が全然ないんだよなあと思いながらもとりあえず聴いてみた。そしたらいきなり1曲目の「風に吹かれて」でなんだかジーンときてしまった。
1962年の録音なので音質もあまりよくないのだけれど、よく考えたらあれだけライヴ盤が出てるのに、「風に吹かれて」のディランひとりの弾き語りライヴというのは初めてなのだ。しかもまだレコード化される直前で誰も知らない、生まれたてホヤホヤの赤ちゃんみたいな「風に吹かれて」にジーンと来てしまったのかもしれない。

名曲なのにほとんどライヴ音源のない「自由の鐘」が入っているのも嬉しいし、わたしの好きな「ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット」の弾き語りスタイルのライヴなんかも楽しめた。

ただ、全体には楽しめるけれども、音がショボい音源や、既出の1966年のライヴは要らなかった気もするなあ。

↓ 『時代は変わる』のアウトテイクながらなかなか良い曲「セヴン・カーシズ(Seven Curses)」のライヴ音源。

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