No.008 バディ・ホリー&ザ・クリケッツ/レイヴ・オン (1958)

The Very Best of [12 inch Analog]
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その8
Buddy Holly – Rave on

それまではロックンロールと言ってもビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツのような大所帯の「楽団」が主流だった。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスの最小編成(金が無かったせいらしいが)で、ドラムス以外は立って演奏する、という今ではあたりまえのロックバンドのスタイルは、このバディ・ホリー&ザ・クリケッツが原型とされている。彼らのスタイルに憧れて、ビートルズやストーンズが真似したということらしい。
またバディ・ホリーはフェンダー・ストラトキャスターを弾いているが、このギターのチョイスも当時としてはめずらしく、現在のロックバンドのスタイルにつながっている。

彼らは見た目がまず良い。
エルヴィスのように光り輝くオーラもなければ、後のロックスターたちのような派手さもない、メガネをかけたオタクみたいな地味でフツーな感じが逆にカッコいい。
いろいろとオリジネーターの要素が満載なグループだけど、この「フツー」な見た目もまた彼らのオリジナルだ。

この「レイヴ・オン」はスピード感があって現代的な感じがとても好きなのだけど、バディ・ホリーが書いた曲ではないのは知らなかった。今日初めて知った。
知らないことだらけだなあ。

1分51秒と曲が短いのもいいですね。
すぐ終わってしまうので、何回も聴きたくなる。
バディ・ホリーの曲はそのほとんどが2分半以内で、まるでパンクのレコードみたいだ。
カッコいいことだらけだなあ。

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