No.015 ジ・アニマルズ/朝日のあたる家 (1964)

Best of the Animals
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その15
The Animals – The House of the Rising Sun

すごく久しぶりに聴いたけど、やっぱりどう聴いても23歳の可愛らしい白人青年が歌っているようには聴こえない。
さすがのミック・ジャガーも、当時はこのエリック・バードンの真っ黒なヴォーカルにはビビったのではないか。

「朝日のあたる家」はアニマルズのオリジナルではなくて、もともと作者不詳のトラッド(伝承曲)だ。

「朝日のあたる家」とはニューオリンズの娼館のことで、原曲ではそこで育った女性が主人公だが、アニマルズ版は主人公を男性に変えているので、「男娼館」ということになる(のか?)。
悲惨な境遇で育った少年は町を出たが、やがて罪を犯して刑務所へ入るためにニューオリンズに戻ってくる、というなんだか、陰惨で哀しい内容らしい。

ボブ・ディランのファーストにも弾き語りスタイルで収録されているが、わたしは先にディランのバージョンを聴いてから後でアニマルズを聴いたので、「あ、これってこんないい曲だったのか」と驚いたものだ。
まあこういうのはディランあるあるだけど、決してディランをディスってるわけではない。わたしの耳だか頭だかが悪いせいだ。

ディラン自身もこのアニマルズ・バージョンが気に入ったようで、当時の弾き語りスタイルからフォーク・ロックへの路線変更のきっかけになったとも言われている。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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