No.068 ダムド/ニュー・ローズ (1976)

Damned Damned Damned
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その68
Damned  New Rose

ロンドンパンクで一番最初にレコードを出したのはピストルズではなくこのダムドで、それがこの「ニュー・ローズ」のEP盤だ。1976年のことである。

ロンドンパンクの記念すべき最初のレコードは今聴いても斬新で、激しい曲なのにどこか醒めたヴォーカルと、ラウドなギターと、メチャクチャだけどカッコいいドラムの組み合わせが最高にクールだ。
若い頃、もしもわたしがドラムを習う機会があったら、まずはこの曲から覚えたいと思ったものだ。

ダムドはピストルズやクラッシュほど一般的には人気が無いけど、でもまだ唯一現役で活動しているバンドだ。
オリジナルメンバーも、ドラキュラみたいなメイクのデイヴ・ヴァニアンと、元ベース(なぜか今はギター)のキャプテン・センシブルが健在だ。

クラッシュみたいなメッセージ性も無いし、良い意味でしっちゃかめっちゃかなイメージもあるダムドだけど、変にカッコつけてなくてユーモアたっぷりだし、初期パンクでいちばんアクセルを踏み込んでスピードを上げてみせたのも彼らだ。
その後のハードコア方面へ影響力は多大である。

そしてこんな素晴らしいシングルでパンクムーヴメントの幕開けを飾ってくれたバンドだ。
もっとリスペクトされていいと思う。

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