ザ・ローリング・ストーンズ/スター・スター(1973)

山羊の頭のスープ

【ザ・ローリング・ストーンズ 100グレイテスト・ソングス】#17
The Rolling Stones – Star Star

ストーンズの代表作の中では次点扱いになりがちな、1973年の次点的名盤『山羊の頭のスープ』のラストを飾る曲。

キース・リチャーズは「1枚のアルバムにおけるロックンロールの割合」についてこう語っている。

アルバム1枚におけるロックンロールの割合は『ベガーズ・バンケット』くらいで充分だ。「悪魔を憐れむ歌」や「ストリート・ファイティング・マン」を別にすれば、『ベガーズ・バンケット』にロックンロールがあるとは言いがたい。「ストレイ・キャット・ブルース」には多少ファンクなところがあるが、あとはみんなフォークソングだ。
(出典:『ライフ』キース・リチャーズ著 棚橋志行訳)

たしかにその通りかもしれない。

ロックンロール・バンドのイメージのあるストーンズだけど、代表作のアルバムにはそんなにロックンロールばかりは入っていない。

それからいくと、この『山羊の頭のスープ』はほんの少しだけロックンロールの割合が高く、それが次点のイメージに繋がってしまうのかもしれない。
別に悪いことでもないのに。

そしてこの「スター・スター」はそんなチャック・ベリー型ロックンロールの代表的な作品だ。
ストーンズに数あるCB型ロックンロールの中では、わたしはこの曲がいちばん好きかもしれない。

この曲はもともと「スターファッカー」という恐るべきタイトルだったが、レコード会社の社長直々の指示で「スター・スター」に変更されたらしい。

それにしても、英語でもっともいけないとされている卑猥で侮辱的な表現の4文字言葉を延々とサビで繰り返すという歌をよくレコードにしようと思ったものだ。しかもシングル・カットまでして。
決してラジオで流れないのもわかっているくせに、なぜそんなことをするのか、謎だ。

その時代、ローリング・ストーンズがいかに怖いものなしだったかということはよくわかるけれども。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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