No.344 リチャード&リンダ・トンプソン/アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥナイト (1974)

アイ・ウォント・シー・ザ・ブライト・ライト・トゥナイト+3(紙ジャケット仕様)
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その344
Richard & Linda Thompson – I Want To See The Bright Lights Tonight

どうしても、マイナーなアーティストや曲に光を当てたいという誘惑に駆られてしまう。

リチャード・トンプソンは、ロンドンで結成されて1969年にデビューしたフォーク・トラッド・バンド、フェアポート・コンヴェンションの初期メンバーだった。

あれは十数年前ぐらいだったか、1970年代前半あたりのイギリスのフォーク・ロックというのがちょっとした注目を浴びたような時期があり、とは言ってもほんとに暗渠の中の静かな波紋ぐらいの感じで、世間には全然なにも影響はないようなものだが、そのときにわたしは偶然彼らのことを知ったのだった。

フェアポート・コンヴェンションは、ギター、ベース、ドラム以外に、ピアノ、フィドル、マンドリン、リコーダーなども使用するトラッド色の濃いバンドだ。

そしてリチャード・トンプソンは71年にフェアポートを脱退し、奥さんのリンダとのデュオでアルバム『アイ・ウォント・トゥ・シー・ザ・ブライト・ライツ・トゥナイト』を発表する。
この曲はそのアルバムのタイトル曲だ。

毎日の仕事に、ほんとうにうんざり
さあ週末がやってきた
悩みごとなんか忘れて楽しもう
タクシー代を持ってるなら申し分なし
今夜は華やかなネオン街が見たいんだ
(written by Richard Thompson)

ああ、今のわたしの気分にぴったりだ。
なんて、いつ聴いてもそう思うのだけど。

英国のトラッドや古い時代の庶民の歌の伝統を引き継いだような、シンプルだけど独特の味のある唄がいい。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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