【50年代ロックの快楽】
Eddie Cochran – Somethin’ Else
Eddie Cochran – Somethin’ Else
エディ・コクランの彼女のシャロン・シーリーと、エディの兄、ボブ・コクランが書いた曲だそうだ。
エディ・コクランは今でこそバディ・ホリーなどと並んでロック・オリジネイターのひとりとしよく知られているけど、実は当時はそれほど売れてはいなかったようだ。
トップ10入りしたのは「サマータイム・ブルース」だけで、「カモン・エヴリバディ」は35位、この「サムシング・エルス」は58位と、だれもが知っている、というほど売れたわけではない。こんなにカッコいいのにな。
でも、わたしがパンクを知って、遡ってルーツ・ロックを聴き始めたときに、50年代のアーティストではコクランはあまり古さを感じさせず、とても聴きやすく感じた。もしかすると彼は、あの時代にはまだ早すぎたのかもしれない。
そして彼は21歳のとき、1960年の4月17日、ロンドン滞在中に、交通事故でこの世を去った。
しかしそのニュースも、アメリカでは地方紙が少しだけ報じた程度だったという。