The Rolling Stones
Time Is on My Side (1964)
わたしがストーンズを聴くようになった、そのきっかけとなった曲だ。
1963年にJerry Ragovoyがこの曲を書き、R&B歌手のアーマ・トーマスがシングルのB面として発表した。その翌年にストーンズがカバーして、ストーンズにとって初の全米トップ10入り(6位)の大ヒットとなった。
もちろんその時代には、まだわたしは生まれていない。わたしがこの曲を知ったのはそのずっと後、1982年のことだ。
81年の全米ツアーから選曲されたライヴ・アルバム『スティル・ライフ』が82年に発売され、その中からこの曲がシングル・カットされたのだ。そのPVを深夜の洋楽番組で見て、わたしは強い印象を受けた。
当時30代後半だったミック・ジャガーやキース・リチャーズのワイルドなヴィジュアルと演奏は、当時流行の若いアーティストたちにはない、本物のロックバンドのカッコ良さと圧倒的な存在感、インパクトを感じたものだった。
そしてPVに挿入されている若きストーンズのずいぶんとやんちゃな映像やユーモラスな写真などにも興味をそそられ、彼らがバキバキのゴリゴリだった過去の時代も聴いてみたいと思って、初期ストーンズのベスト盤を買ってきた。
それ以来、ローリング・ストーンズのファンだ。
↓ 1964年9月にアメリカでリリーされたシングル・バージョン。全米6位の大ヒットとなった。
↓ 「ニュー・オーリンズのソウル・クイーン」の異名でも知られるアーマ・トーマスのオリジナル。
↓ 1982年に制作されたシングル用のPV。わたしがストーンズを聴くきっかけとなったPVだ。
(Goro)