バウハウス/テレグラム・サム(1980)

Telegram Sam

【カバーの快楽】
Bauhaus – Telegram Sam

songwriter : Marc Bolan

バウハウスは1979年にデビューしたイギリスのバンドだ。

いわゆる〈ポスト・パンク〉と呼ばれた、パンクの衰退後に、パンクの精神を引き継ぎながら、

さらに実験的なロックを追求したバンドのひとつであり、そのダークで耽美的な作風が、ゴシック・ロックの先駆者とも言われている。

わたしがずっと聴いてみたいなあと思いながらタイミングを逃して、未だに聴いていなかったバンドのひとつでもあった。

今回初めて彼らの1stアルバム『暗闇の天使(In the Flat Field)』(1980)を聴いてみたら、これがすごく良い。

攻撃的な実験性と耽美的な芸術性が7:3ぐらいのちょうどいい割合で、意外と聴きやすいし、カッコいい。
あんまり朝の9時から聴くようなものではないだろうとは思ったけれども、思わず朝から爆音で聴き入ってしまった。
このダニエル・アッシュというギタリストは、ノイズを放射しながら自在に操っていて、わたし好みの感じだ。

でもバウハウスには申し訳ないけど、今回は彼らによるT.レックスの1972年のシングルのカバー、「テレグラム・サム」の紹介だ(今週はそういう週なのでしょうがないけど、バウハウスはいつかまたちゃんと取り上げよう)。

『暗闇の天使』のダークな印象とはちょっと違うが、これもギターがカッコいいし、エッジの効いたアグレッシヴな電報サムだ。

バウハウスはボウイの「ジギー・スターダスト」もカバーしているし、グラム・ロックへの傾倒が根底にあるのだろう。

だから、かなり実験的で攻撃的な音作りであってもも、根底にグラム的なエンターテインメント性があるから、わけわからん前衛音楽にならずに済んでいるのかもしれない。

↓ T.レックスのオリジナル。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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