エリック・クラプトン/アイ・ショット・ザ・シェリフ(1974)

461オーシャン・ブールヴァード+16 <デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)

【カバーの快楽】
Eric Clapton – I Shot the Sheriff

『461 オーシャン・ブールヴァード(461 Ocean Boulevard)』に収録された、ボブ・マーリィの名曲のカバー。クラプトン初の全米1位シングル(全英9位)に輝いた。

ギター・プレイ以外でのクラプトンの最大の功績は、世界中のロック・ファンにボブ・マーリィとレゲエの名を知らしめたことだと思う。

わたしも最初にボブ・マーリィの音楽を知ったのは、このカバーからだった。

「I Shot the Sheriff」という衝撃的なタイトル、ベースが強い独特のビート、不穏な雰囲気なのに一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディにやられた。

当時わたしはまだ16か17の、まだロックなんてほとんど聴いたこともないクソガキだったけれど、ボブ・マーリィの音楽はそんなクソガキにでもそれなりに刺さる、普遍的な魅力があったのだ。だから世界中のクソガキが熱狂したのだろうけど。

オリジナルはもちろん、このクラプトン・バージョンのアレンジもシンプルですごく良い。

ちなみにこのアルバムのタイトル『461 オーシャン・ブールヴァード』は、当時クラプトンが住んでいた自宅の住所なのだそうな。たぶんジャケに映っている家がそうなのだろう。

アルバムを発表すると同時に、ファンがこの家に押し寄せてどえらいことになったそうだ。

そりゃそうだろうさ。。

なぜ誰も反対しなかった???

↓ ボブ・マーリィのオリジナル。

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