エコーベリー/インソムニアック(1994)

EVERYONE'S GOT ONE

【ブリット・ポップの快楽】
Echobelly – Insomniac

ロンドン出身のバンド、エコーベリーは、1994年にデビューした。
この曲は1stアルバム『エブリワンズ・ガット・ワン(Everyone’s Got One)』からのシングルで、ヴォーカルのソニアとギターのグレンによって書かれた曲だ。全英47位となった。

当時イギリスで流行していたコカインの濫用に警鐘を鳴らすような内容らしい。
ヴォーカルのソニアはインド系イギリス人で元キックボクサーだ。PVでもキレの良い動きを見せている。

ソニアはザ・スミスの大ファンでもあり、猫の名前をモリッシーとつけていたほどだ。
曲作りにも影響しているのだそうだけど、それを知ったモリッシーはソニアの家を直接訪ねて行ってツアーのオープニング・アクトを頼みに行ったという。なんだかちょっと、怖い男だな。

その後、2ndアルバムは全英4位と彼らのピークとなったが、ブリット・ポップの衰退が始まった97年にリリースした3rdは全英47位と伸び悩み、メンバーの脱退、などもあって2004年に活動を停止し、実質の解散となった。

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