【70年代ロックの快楽】
AC/DC – It’s a Long Way to the Top (If You Wanna Rock ‘n’ Roll)
AC/DC – It’s a Long Way to the Top (If You Wanna Rock ‘n’ Roll)
本国オーストラリアでの2ndアルバム『T.N.T.』収録曲。全世界向けのデビュー盤『ハイ・ヴォルテージ』のオープニンク・ナンバーでもある。
AC/DCは最初からカッコ良かったのだ。
超最高のロックンロール、キレのいいギターに、豪快にバグパイプが絡むのが面白い。オーストラリアはスコットランドからの移民が多いせいで、バグパイプが盛んな国なのだそうだ。
恥ずかしながら、わたしはAC/DCをそれほどよく知らない。この曲も偶然知って好きになった。
若い頃はAC/DCを、もしかしてバカなんじゃないかと疑っていたし、あの半ズボンのやつはさすがにダサいんじゃないかと思いこんでいたので、スタイリッシュなわたしは距離を置いていたのだ。
それを今はとても恥じている。バカでダサいのは、わたしのほうだった。
それを聴いただけでもう、いてもたってもいられないほどバカになれるロックこそ、本物のロックなのだということは、今はもちろんわかっている。40年ロックを聴き続けてきた成果だ。
今からでも遅くない。AC/DCをあらためてずっぽりと聴いてみよう。