No.456 UFO/ロック・ボトム (1974)


≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その456
UFO ROCK BOTTOM

この曲はまたべつのお友だちからのリクエストだ。
なんだかラジオのDJみたいな気分だな(嬉しい)。

昨日の「ロックンロール黄金時代」はギタリストの友お友だちだったけど、こっちはドラマーのお友だちだ。豊田のリンゴ・スターと呼ばれている。昔はリンゴを売っていたらしい。
今では手広く事業を展開している実業家であり、町の名士でもあり、将来は政界に進出するかもしれない。

そんな名士の彼におもねるわけではないが、彼に薦められたUFOのアルバム『現象』を聴いてみたら結構気に入ってしまった。
だからその中から1曲選ぶことにしたのだ。
わたしは1曲目の”Too Young to Know”のギターのクネクネした艶っぽいイントロがとても気に入ったが、やはりここは代表曲の「ロック・ボトム」にしておこう。

わたしは友人はもちろん、たまたま飲み屋で会っただけのよく知らない人でも、薦められた音楽はすべてスマホでチェックしておいて、必ず後で聴くようにしている。
それがきっかけで出会った曲やアーティストも数多いし、この≪500≫に選んだものも実はけっこうある。
ブログのおかげでさらにたくさんの良い音楽に出会えるきっかけが増えてとても嬉しいし、だからやめられない。

74年のUFOの3rdアルバム『現象』は、初代のギタリストが突然失踪して、ライブのサポート・バンドだったスコーピオンズのマイケル・シェンカーが急遽代役を務めたのをきっかけに、後に彼が正式に加入した最初のアルバムだ。

そのマイケル・シェンカーの存在感がものすごく濃いアルバムで、この「ロック・ボトム」あたりで完全に70年代ハード・ロックの完成形にシフトしたようだ。
シェンカーさんの弾くギターのフレーズはずっとクネクネ、ウネウネしているのが面白いなあと思った。
もしもわたしが女子なら内股がモジモジしてしまいそうな色っぽいギターである。