No.474 ガンズ&ローゼズ/スウィート・チャイルド・オブ・マイン (1987)


≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その474
Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine

1980年代の終わり頃、世の中はバブル景気の真っただ中で、ロックシーンはガンズ&ローゼズの話題で持ちきりだった。
しかし21歳のわたしはバブルとはまったく関係ないつつましい生活をして、ガンズ&ローゼスとも一切縁がないほど地味で死にそうな青春時代だった。

その頃のわたしはカッコつけたロックスターなんてゲロが出ると思っていた頃でもあったので、周りのロック好きたちがガンズ&ローゼズとかいうロックバンドの登場に、まるでどこかで生きている恐竜が発見されたみたいに大騒ぎしているのを聞いても、まったく無関心だった。

しかし音楽は広く聴けば聴くほど偏見も無くなっていくもので、「こういう音楽はおれの主義と合わない」みたいなことはさすがに今はないし、見た目もロックスター伝説も正直どうだっていい。要は音楽だけ聴いて好きか嫌いかだけの話だ。

そういうフラットな耳で聴けば、このガンちゃんの代表曲もまた、イントロのリフからしてカッコいいロックの名曲だ。

この曲は彼らの3枚目のシングルとして発表され、彼らとしては初のチャート・インでいきなりの全米1位(彼らにとってはこの曲が唯一)となった、出世作であり、最大のヒット曲だ。