No.434 クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル/ロディ (1969)


≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その434
Creedence Clearwater Revival – Lodi

CCRの5曲目も、めちゃくちゃ迷った。迷いに迷ってこの「ロディ」にした。
他にもまだ「プラウド・メアリー」「フォーチュネイト・サン」「バッド・ムーン・ライジング」「ルッキン・アウト・マイ・バック・ドア」など素晴らしい名曲が残っているのに、なんだか申し訳ない。
わたしはこの「ロディ」のシンプルなメロディがとても好きだ。ギターもいい。

「ロディ」とはカリフォルニアの地名で、お客が入らない辺鄙な場所でライヴをしなければならないバンドの苦労を歌った歌だそうだ。
1969年の4月に、「バッド・ムーン・ライジング」のB面として、シングルでリリースされ、全米2位まで上がった。

当時はもうロックはアルバム単位で聴く時代で、コンセプトアルバムも大流行してた頃だが、CCRは(というかジョン・フォガティは)、あくまでキャッチーでキレのいいラジオ向きの曲を職人技で量産し、シングルのほうにこだわっていたように思える。それはきっと、彼の愛する40~50年代のロックンロールやブルース、カントリーがやはりそういうスタイルだったからではないかなと想像する。

わたしも思春期のエネルギーの大半を、勉強ではなくラジオのチャート番組に捧げていたせいか、どちらかというとシングル派なので、そんなところもまたCCRが好きな理由のひとつだ。