No.461 KC&ザ・サンシャイン・バンド/ザッツ・ザ・ウェイ (1975)


≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その461
KC & The Sunshine Band – That’s The Way (I Like It)

ディランの次にKCなんて振幅が激しすぎて申し訳ないけれど、どちらも同じ時代にラジオから流れていたのは事実なのだ。

KC&ザ・サンシャイン・バンドは、フロリダのレコードショップの店員だったケイシー(KC)が中心となって、結成されたマイアミのグループだ。
白人・黒人混成のグループだが、ソングラテイングはKCとリチャードの2人の白人が担当している。
この曲は全米1位となり、ディスコブームの旗頭となったと言っても過言ではないだろう。

「ザッツ・ザ・ウェイ」は、70年代ディスコブームを代表する曲のひとつだ。
ディスコブームというのがどれだけ凄かったか、というのは当時小学校高学年ぐらいだったわたしはディスコで踊ったこともないので知らないけれど、ローリング・ストーンズやキッス、デヴィッド・ボウイ、クラフトワーク、ブロンディからオリヴィア・ニュートン・ジョンまでがこぞってディスコビートを取り入れた曲を発表したぐらいなので、その商業的な意義というのは相当なものだったのだろう。

上記のアーティストたちは見事に売れて成功したのでまだいいのだけど、パンクやニューウェイヴに押されて焦り、ディスコやテクノを取り入れて、黒歴史となったアーティストも多く存在したものだ。
そういう曲を集めたコンピレーションCDでもあったら楽しいのに。