ヴァン・モリソン/イントゥ・ザ・ミスティック(1970)

≪夜のロック≫ その2
Van Morrison – Into The Mystic


ヴァン・モリソンは≪500≫で4曲選んだが、どれも真夜中に聴くのにちょうどいい≪夜のロック≫ばかりだった。

でも、まだある。

スゴいな、このアルバムは。≪夜のロック≫の宝庫だ。

この「イントゥ・ザ・ミスティック」もまた、ロック史に残る大名盤『ムーンダンス』収録の大名曲だ。


実はわたしがヴァン・モリソンで最初に好きになったのがこの曲だった。

特徴的なベースラインがまず耳に残り、ところどころに入るアコギの小さな美しいフレーズに心奪われ、管楽器のフレーズが頭から離れなくなった。

聴くたびに心の奥深くへと入り込んでくる気がした。

何度聴いても飽きない。


こんなにも美しい曲を書いたヴァン・モリソンは、当時たったの24歳。

天才としか言いようがない。