【アイリッシュ・ロックの快楽】
Them – Baby Please Don’t Go
Them – Baby Please Don’t Go
アイルランドから最初に世界に飛び出したロック・バンドと言えば、ゼムだ。
そのヴォーカリストは、ミック・ジャガーやエリック・バードンに匹敵する歌唱力でブルースを歌う、ヴァン・モリソンだ。
この当時、たったの19歳である。天才というか、バケモノというか。
「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」は1935年にジョー・ウィリアムズが録音したブルースの古典で、マディ・ウォーターズなどのバージョンもよく知られている。
このゼム版もモリソンのキレのいいヴォーカルや、バンドのタイトな演奏とグルーヴ感が滅法カッコいい。いいバンドだ。
この曲は彼らのデビュー・シングルとして発表された。
B面が後に彼らの代表曲となる、モリソン作のオリジナル曲「グロリア」だった。
Visited 4 times, 1 visit(s) today