≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その437
James Brown – Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine
これ以上に野蛮で下品な歌も滅多に無いだろう。子供たちにはとても聴かせられない。
こんな歌を堂々と歌えるのもこの”ファンキー・プレジデント”、ジェイムズ・ブラウン閣下ぐらいのものだ。
1965年の「ナイト・トレイン」や「パパのニュー・バッグ」あたりから彼が創りあげてきた《ファンク》という音楽がとうとう完成した頃だ。
まさに音楽のボディビル、肉体の、肉体による、肉体のための究極のダンスミュージックだ。
動画のJBは見た目こそまるで地下格闘技の凶暴なレスラーみたいだけど、キレのいいノリがまた下品極まりなくてスゴい。
リアル・セックス・マシーンが剥き出しのセックスを歌うのだから、お嬢さんや子供たちは一刻も早く逃げ出したほうがいいけど、根がクソ下品なわたしなどはニヤニヤしながら拍手を送ってしまう。
その後のディスコブームにもつながっていくわけで、この曲もまた70年代の幕開けにふさわしい、新時代を拓いた曲だったのろう。