キリング・ジョーク/エイティーズ(1985)

Night Time (Reis)

【80年代ロックの快楽】
Killing Joke – Eighties

1979年にデビューしたイギリスのバンド、キリング・ジョークは、インダストリアル・ロックの開祖とも言われている。

インダストリアル・ロックとは、打ち込みやシンセなどを多用し、ノイジーで、恐ろし気で、金属的な響きの、耳の穴に釘を打ち込まれるような、反逆ロボが檻の中で荒れ狂っているような、そんな音楽である。
ミニストリーやナイン・インチ・ネイルズがその代表的なグループである。


しかし、この曲はそんな恐ろしいインダストリアル・ロックの中でも比較的ポップな曲だ。

キリング・ジョークは、ハードコア・パンクからダンス・ミュージックまで、いろいろな引き出しを持っていた。

彼らの5枚目のアルバム『暴虐の夜』からシングルカットされ、全英60位まで上がった。


実はニルヴァーナの「カム・アズ・ユー・アー」がヒットした時、そのギター・リフが、この「エイティーズ」のパクリだとキリング・ジョークが指摘している。

似てるかな?

その後訴訟になったとか、なってないとか、情報が錯綜してよくわからないが、後にデイヴ・グロールがキリング・ジョークと共演しているので、仲直りはしたようである。

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