【80年代ロックの快楽】
Killing Joke – Eighties
Killing Joke – Eighties
1979年にデビューしたイギリスのバンド、キリング・ジョークは、インダストリアル・ロックの開祖とも言われている。
インダストリアル・ロックとは、打ち込みやシンセなどを多用し、ノイジーで、恐ろし気で、金属的な響きの、耳の穴に釘を打ち込まれるような、反逆ロボが檻の中で荒れ狂っているような、そんな音楽である。
ミニストリーやナイン・インチ・ネイルズがその代表的なグループである。
しかし、この曲はそんな恐ろしいインダストリアル・ロックの中でも比較的ポップな曲だ。
キリング・ジョークは、ハードコア・パンクからダンス・ミュージックまで、いろいろな引き出しを持っていた。
彼らの5枚目のアルバム『暴虐の夜』からシングルカットされ、全英60位まで上がった。
実はニルヴァーナの「カム・アズ・ユー・アー」がヒットした時、そのギター・リフが、この「エイティーズ」のパクリだとキリング・ジョークが指摘している。
似てるかな?
その後訴訟になったとか、なってないとか、情報が錯綜してよくわからないが、後にデイヴ・グロールがキリング・ジョークと共演しているので、仲直りはしたようである。
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