
【追悼】トム・ヴァーレイン/パンクと芸術を両立させた鬼才
1973年にテレヴィジョンを結成した、トム・ヴァーレインとリチャード・ヘル(75年に脱退)、そしてトムの恋人となったパティ・スミス、このどこか文学と芸術の香り漂う3人のおかげで、NYパンクには...
メジャーからマイナーまで、クラシックロックの名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。
1973年にテレヴィジョンを結成した、トム・ヴァーレインとリチャード・ヘル(75年に脱退)、そしてトムの恋人となったパティ・スミス、このどこか文学と芸術の香り漂う3人のおかげで、NYパンクには...
1970’s 年代別に必聴名盤を10枚ずつ選ぶシリーズの第3弾、1970年代編。 70年代は”ロック黄金時代”と呼ばれた、ロックが最も盛り上がった10年だった。アメリカでは内省的な歌を歌うシン...
1970年代前半に米ニューヨークで生まれたディスコ・ミュージックは、折からの流行に加え、1977年12月公開の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の大ヒットによって世界的ブームとなった。 ...
1970年代後半から80年代前半にかけて、世界的なメガ・ヒットを連発し、世界中のリスナーから支持を得て、通算数千万枚、数億枚というとてつもないセールスを誇り、技術的にも高度なレベルのロック・バ...
1970年代の半ば、ニューヨークを発火点とするパンク・ロックは、ラモーンズのイギリス・ツアーによってロンドンに飛び火すると、一気に燃え広がった。 アートの要素が強かったニューヨーク・パン...
60年代後半から、アメリカのロックは西海岸を中心に、ヒッピー文化の盛り上がりと共に、サイケデリック・ロックやフォーク・ロック、サザン・ロック、スワンプ・ロック、カントリー・ロック、AO...
1979 マーガレット・サッチャーが女性初の英国首相に就任し、日本ではインベーターゲームが大流行したこの年、13歳のわたしが喉から手が出るほど欲しかったのは、ソニーから発売されたウォーク...
1978 この年の1月、セックス・ピストルズのアメリカツアー中、トラブル続出で嫌気がさしたジョニー・ロットンがバンドの脱退を宣言し、事実上の解散となった。 主人公を失ったパンク・ム...
1977 前年にニューヨークで点火されたパンクの松明は、ラモーンズのイギリス・ツアーによってロンドンに飛び火し、この年、一気にニューヨークとロンドンで燃え上がった。1977年はロック史に...
1976 イーグルスが「ホテル・カリフォルニア」で歌った、"spirit"を「酒」と「精神」の両方にかけて「1969年からこっち、ここにはそんなものあーりゃしません」と歌ったのは、まさに...
1975 1975年は、明らかにロック・シーンの潮目が変わった年だ。 当時、ローリング・ストーン誌のライターだったジョン・ランドゥがこの年に書いた一文はあまりにも有名だ。「僕はロッ...
1974 ウォーターゲート事件でニクソン大統領が失脚し、ユリ・ゲラーの超能力に日本中が吃驚したこの年、ジャマイカの音楽"レゲエ"が世界に知れ渡った。 1962年までイギリスの植民地...
1973 映画『アメリカン・グラフィティ』が公開されてオールディーズが見直され、日本ではオイル・ショックで物価が爆上がりし、小松左京によって日本が沈没させられたこの年、イギリスでは、ピン...
グラム・ロックとは「グラマラスなロック」という意味で、メイクをしたりきらびやかな衣装を着たりという外見的な共通性を指すイメージがあるが、その本質は、ポップでキャッチーな英国王道ロックへの原点回...
1972 連合赤軍による浅間山荘事件、日本赤軍によるテルアビブ空港乱射事件、ミュンヘンオリンピック開催中のパレスチナゲリラによるイスラエル選手団殺戮など血なまぐさいテロリズムが立て続けに...
1971 60年代という時代は、戦後世代の若者たちが中心となって、新しい価値観が認められる、より自由で平和な世界に変えていこうと、理想に燃えた革命の時代だった。 反戦運動や学生運動...
1970 1970年はまさに、60年代ロックが終わりを告げた年だった。 若者たちの新しい文化として怒涛の勢いで世界に広がったロックにも暗雲が立ち込めた。 4月にポール・マッカ...
およそ4カ月に渡って、ボブ・ディラン関連の記事を中心に書いてきたけれども、これで一応最後です。 最後は、たぶんロック・アーティスト史上最も多くその作品がカバーされてきたと思われるボブ・デ...
【ディラン・カバーの快楽】 George Harrison - If Not For You 原曲はボブ・ディランが1970年10月に発表したアルバム『新しい夜明け』収録曲だ。 そしてこ...
わたしが最初にグラム・パーソンズの名前を知ったのは、「ローリング・ストーンズに影響を与えた男」としてだった。 キース・リチャーズは自伝で彼のことをこう書いている。 1968年の夏にグラム・...