No.338 ザ・フー/ババ・オライリィ (1971)

Who's Next
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その338
The Who – Baba O’Riley

ザ・フーの5枚目のアルバム『フーズ・ネクスト』の冒頭に収められた曲だ。

ババ・オライリィなんて変てこなタイトルだけど、作者のピート・タウンゼントが当時心酔していたインドの導師ミハー・ババと作曲家のテリー・ライリーを合わせたタイトルで、なにかそのババさんのプロフィールをシンセサイザーに入力して音のパターンを作り出したものが冒頭のループ状のイントロで、それに合わせて演奏されているのだけど、まあ実験的と言えば聞こえはいいけど実際そんなお遊びみたいなことでよくこんな名曲が生まれたものだと思う。

さすがはザ・フーだ。
彼らはずっとふざけているようにしか思えないときもあるのだけど、それでもとんでもなくカッコいい音楽をやるのだから恐れ入ってしまう。

60年代のザ・フーに比べると、ハードロックやプログレの方向に変わりつつある頃だけど、「十代なんてクソつまんねえ!(teenage wasteland!)」なんて憤りを顕わにするのはマイ・ジェネレーションの頃からちっとも変わっていないし、凡百のプログレやハードロックバンドがマネしたって、こんな躍動感のある青春の雄叫びみたいな音楽は生まれてこないだろう。
ザ・フーは永遠に十代の代弁者なのだ。

このライヴ動画は、ヴォーカルのロジャーを撮っているアングルのバージョンと、ギターのピートを中心に据えたアングルのバージョンなど、何種類かyoutubeで見ることができる。
ところどころ破損した動画ではあるけれども、めずらしいので、ピートを中心にした動画のほうを選んでみた。

ピート師の迫力のダンス、ジャンプ、キック、そしてタンバリンへのアッパーカットをご堪能あれ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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