No.093 ベック/ルーザー (1994)

Mellow Gold
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その93
Beck – Loser

もともとはブルースやカントリー、フォークなどのディープなルーツミュージックをインディーズで細々とオタクみたいにやっていたベックは、トーキングブルースをドクター・ジョンの曲のサンプリングでヒップホップ風に仕立て上げたユーモアあふれる怪作「ルーザー」でメジャー・デビューを果たした。
この曲は全米シングルチャートのトップ10に入る大ヒットとなった。

おれは負け組のダメなやつ
さっさと殺したらどうだ?
(written by Beck)

全体的にパロディ要素もあるユーモアにあふれた曲なので、今ならあまり真剣に論じてもしょうがないと思えるけど、バブル崩壊後という時代の閉塞感にたまたまシンクロしたためか、サビのこの自虐的で絶望的なフレーズに注目が集まった。
わたしもこのフレーズが結構気に入っていた。

絶望なんて誰だってしてる、そんな風に思えて足取りも軽くなるような、そんな曲だった。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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