No.120 ザ・サーチャーズ/ピンと針 (1964)

THE ESSENTIAL COLLECTION (IMPORT)
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その120
The Searchers – Needles And Pins

この曲はもともとはジャック・ニッチェとソニー・ボノが63年に書き、米国のシンガーソングライター、ジャッキー・デシャノンが歌ったのがオリジナルである。

ジャッキー・デシャノンは女性シンガーソングライター史上最高の美女と言っても過言ではないかもしれないが他の女性シンガーソングライターたちに失礼かもしれないので言わないでおこう。
また彼女はバーズよりも2年も早くフォーク・ロックサウンドの創造に取り掛かっており、フォーク・ロックの母的な存在でもある。

彼女の歌った「ピンと針」は全米84位と振るわなかったが、英国リヴァプール出身のザ・サーチャーズが翌年にカバーするとこれが全英No.1の大ヒットとなった。

サーチャーズはビートルズやストーンズと同時期に活躍したブリティッシュ・ビート・バンドだ。
たしかにこのサーチャーズのバージョンのほうがシンプルなサウンドで曲の良さがわかりやすい。
バーズよりひと足早く完成にこぎつけたフォーク・ロック・サウンドと言えるかもしれない。

この曲にはいろいろなカバーバージョンがあるが、われわれの世代にこの曲を教えてくれたのはラモーンズの78年のカバーだ。
このラモーンズ・バージョンもすごくいいけど、ここはやっぱりサーチャーズをとりたい。

それにしてもよくわからないタイトルだ、と昔から気になっている。
針はわかる。
でもピンてなんだ?
わたしは「ピン」がよくわからない。

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