女子ロックの快楽

【新シリーズ始動 その2】

若い頃、なんだか臭うのでよく見ると、ラックのCDのほとんどが男子ロックだった。

わたしはきっと、ただ気持ちの良い音楽をノリノリでフリフリで楽しむという聴き方ではなくて、共感したり、自分を投影したり、感情移入したりする、孤独でイカくさい若者特有のアツ苦しい聴き方でロックを聴いていたので、必然的に男子ロックばかりになったのだろう。


こりゃ敵わんな、男臭くてしょうがないやと思って、ちょっと意識して女子ロックを選んで聴いてみると、意外にも初めて少女コミックの名作を読んだみたいな、さわやかな風が吹き抜けるような清々しい気持ちになったものだ。
あるいは、さわやかな風に揺れる女子の髪の良い香りに興奮するような変態的な気持ちになったものだった。

いや、どっちが主だったかはもう忘れてしまったが、それ以来、そんな爽やかな魅力とリビドーがモリモリと反応する感じが一緒になった、共感したり感情移入する必要もない、いろんな意味で気持ちの良い女子ロックの快楽に、わたしはハマり続けている。


このシリーズは、そんな女子ロックの、≪オールタイム・グレイテスト・ソング500≫からは漏れてしまった大名曲や小名曲を、紹介していきたいと思います。

ゴロー

[画像著作者 panDx1]

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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