名盤100選 70 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』(1991)

ブラッド・シュガー・セックス・マジック

このアルバムもまた91年の代表作の1枚だ。
わたしはレッチリみたいな体育会系のタイプはそもそもそんなに好きではないのだけど、このアルバムのキレのいい引き締まったサウンドは好きだ。レッチリはやはりベースが素晴らしい。

92年には名古屋でライヴも観た。オープニングがいきなり「ギヴ・イット・アウェイ」という、最初から最後まで全力疾走のライヴであった。また、このライヴを最後にギターのジョン・フルシアンテが脱退してしまい、当時は貴重なライヴが観れたなあ思ったものだった(7年後に復帰した)。

レッチリを知ったのは87年頃で、当時は全裸で股間に靴下を被せただけの姿でライヴをしたりと、色モノの印象が強かった。トイ・ドールズよりも売れないにちがいないとわたしは思った。
それが今や、U2やメタリカと比べてもひけをとらない、世界で最もCDを売るロックバンドのひとつである。彼らのキャリアももう25年を超えるが、あの靴下男たちがここまでのビッグバンドに成長するとは正直、夢にも思わなかった。

名曲「アンダー・ザ・ブリッジ」は92年のロス暴動の際に、黒人たちが商店を破壊したり警官に取り押さえられたりしているニュース映像で流れていたことが印象に強く残っている。
わたしがよくわからないのは、2006年の「ダニー・カリフォルニア」が日本映画『デスノート』の主題曲になったことだ。いったいなにがどうつながってそうなったのか理解に苦しんだが、まあ売れるということはそういうことなのだろう。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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コメント

  1. masa より:

    アンダー・ザ・ブリッジ
    ロスの黒人暴動の時、ニュース映像のと言うよりは黒人が白人に対して差別へのデモ行進をした時、皮肉を込めて、白人の間で流行った、この曲を歌ったと当時、ベストヒットUSAで小林克也が言われていたような?同じ事をCNNでも言われてたような?ボーカルの方、その事でかなり落ち込んだと解説を聞いたような?

  2. ゴロー より:

    あらr-blues氏も
    お好きなんですねえ。
    意外…でもないのかもしれないけど、それは知りませんでした。

    このアルバムはあと曲順が変わってて良いですね。ちょうど真ん中あたりにハイライトとなる曲が連続するという、あまり見かけないような構成ですが、これが気に入ってます。

  3. r-blues より:

    90年代の名作
    90年代のROCK名作3本指に間違いなく入れちゃいます。
    NirvanaやOasis,Lenny Kravitzさえ迷っても、これは迷いませんね。

    ゴローさん、イイ頃を見たんですね~。
    ド迫力グルーヴやメローな曲の対比、今も尚続けてるらしいチンコソックス…(チンコソックスが羨ましいんじゃなく)

    レッチリは、ズラっと聴いてきましたが、私はこのアルバム以外は評価したくありません。
    それくらいコレが満点超え過ぎなのですね。

  4. ゴロー より:

    へぇー
    まーこさんがレッチリ好きとは意外ですねえ。
    全然そんな話きいたことなかったですよ。
    ちょっとおどろきました。

  5. まーこ より:

    レッチリ来ましたぁ~~~☆
    ゴローちゃんがこのブログの1枚にレッチリを選んでくるとは、思いも寄らなかったゎ☆(笑)

    レットリの小気味良ぃベースとギターは最高のコンビネーション!!!
    っていうか、全員がベストメンバーですね。
    実力も伴ってて、今でも肉体派なステージを見せてくれるだろぅ、貴重なバンドです。

    ストーンズ、エアロスミス、AC/DC、、に続く、今後残るだろぅバンドかな!?って思ってます。

    うちの妹が大好きで、MOTHER’S MILKを借りたのがきっかけで好きになりました♪

    GOOD TIME BOYS、Hump de Bump がめっちゃ好き☆
    これからもずっと、やんちゃなバンドで居て欲しぃ。