『フラッシュポイント』より楽しめる完全再現盤【ストーンズの60年を聴き倒す】#57

ローリング・ストーンズ - スティール・ホイールズ Live.png

『スティール・ホイールズ・ライヴ』(2020)

“Steel Wheels Live” (2020)

The Rolling Stones

スティール・ホイールズ・ツアー、1989年12月19日に米ニュージャージー州アトランティック・シティのコンヴェンション・センターでのステージを収録したアルバム。

CD2枚に全27曲が収録されている、『フラッシュポイント』の完全版みたいなものだ。まあ曲数が多い分当然と言えるかもしれないが、『フラッシュポイント』から漏れていたものに嬉しい曲が多く、こちらの方が楽しめる印象だ。

  1. Start Me Up
  2. Bitch
  3. Sad Sad Sad
  4. Undercover of the Night
  5. Harlem Shuffle
  6. Tumbling Dice
  7. Miss You
  8. Terrifying
  9. Ruby Tuesday
  10. Salt of the Earth (ft. Axl Rose, Izzy Stradlin)
  11. Rock and a Hard Place
  12. Mixed Emotions
  13. Honky Tonk Women
  14. Midnight Rambler
  15. You Can’t Always Get What You Want
  16. Little Red Rooster (ft.Eric Clapton)
  17. Boogie Chillen’ (ft. John Lee Hooker,Eric Clapton)
  18. Can’t Be Seen
  19. Happy
  20. Paint It Black
  21. 2000 Light Years from Home
  22. Sympathy for the Devil
  23. Gimme Shelter
  24. It’s Only Rock ‘n Roll (But I Like It)
  25. Brown Sugar
  26. (I Can’t Get No) Satisfaction
  27. Jumpin’ Jack Flash”

ストーンズの代表曲を余すところなく披露した大サービス豪華ショーといった趣もあるものの、ここでしかライヴ・バージョンが聴けない「アンダーカヴァー・オブ・ザ・ナイト」「ミックスト・エモーションズ」「ハーレム・シャッフル」「テリファイング」が入っているのが嬉しい。

さらに『サタニック・マジェスティーズ』から初めてライヴで披露された「2000光年の彼方に」がサプライズ的に入っているのも貴重だ。

そのうえわたしの大好きな「地の塩」が入ってる!と一瞬歓喜したものの、聴いてみたらアクセル・ローズの野郎が混じってるやつだったのでガッカリしてしまった。くねくねイカ踊りの目障りなヤツめ。まあ冒頭4小節だけでもキースのヴォーカルで聴けたのは救いだったけれども。

これ以外にも、「Little Red Rooster」にはエリック・クラプトンが、「Boogie Chillen’」にはジョン・リー・フッカーがと、このツアーぐらいからちょくちょく有名人ゲストが出てくるんだけれども、正直、いらないんだよねえ。。

(Goro)

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