No.226 サイモン&ガーファンクル/スカボロー・フェア/詠唱 (1966)

Parsley Sage Rosemary and Thyme
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その226
Simon & Garfunkel – Scarborough Fair/Canticle

一聴して美しいメロディが印象に残る名曲だけど、それだけではない。実はもう少し複雑な曲だ。

イギリスの民謡をベースにした「スカボロー・フェア」という曲に、2コーラス目からは反戦をテーマにした「詠唱」という歌詞が挟まれていく構成になっている。

愛する人への想いをつづった牧歌的な歌に、当時のベトナム戦争の現実的な情景を挿入して、映画のカットバックのように幻想的な効果を上げている、とても実験的な曲だ。

そんな複雑なことをしているのに、メロディの美しさと二人のハーモニーの美しさでポップソングとしてちゃんと成立し、幅広い層に聴かれる名曲になっているところが凄い。

この人たちはやっぱりたいしたものだな。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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