ザ・ローリング・ストーンズ/ストリート・ファイティング・マン(1968)

ベガーズ・バンケット

ザ・ローリング・ストーンズ
【 100グレイテスト・ソングス】#11
The Rolling Stones – Street Fighting Man

1968年の名盤『ベガーズ・バンケット』B面の1曲目。
まあレコードで言えば、だけど。

いや、今はレコードどころか、CDの時代すら終わりかけ、配信の時代なわけなので、「B面」なんて言う人はもうほんとに昭和のおじさんぐらいしかいないのかもしれないけれども、そういう「B面の1曲目」という、レコード内におけるポジションていうのもそれなりに意味があったのよ、昔はね。
まあ、わからないかもしれないけれど。


このアルバムは、A面の1曲目が「悪魔の憐れむ歌」で、B面の1曲目がこの「ストリート・ファイティング・マン」だ。

もうそれだけで名盤だけど、A面の2曲目が「ノー・エクスペクテーションズ」で、B面の最後が「地の塩」となったらもう、ロック史上最高のアルバムにもなるでしょう、そりゃ。

そういうことだ。


というA面B面談義はさておき、この暴力的で不穏な響きの、超絶カッコいいロックンロールにはエレキギターが使われていないらしい。

キース・リチャーズの自伝によれば、アコギで弾いた音をカセットに録って、最大音量で再生したものをマイクで拾って何度も重ね、「ギターにギターを混ぜてすりつぶして」レコーディングに使ったそうだ。

エンディングのミヨーンとした音の楽器は、シャハナイというインドの笛だそうだ。

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