【ザ・ローリング・ストーンズ 100グレイテスト・ソングス】その8
The Rolling Stones – Sweet Virginia
1972年の名盤『メインストリートのならず者』収録曲。
キース・リチャーズの南フランスの家で録音したこのアルバムは、全体に良い意味でリラックスしていて、良い意味で荒っぽかったり、良い意味で未完成だったりと、ストーンズのアルバムの中でも特に良い意味で商業的じゃなくなっているところにこのアルバムの味わい深さがある。
だから、ストーンズ初心者にはあまり薦めたくないけれど、いったんストーンズを好きになったら、死ぬまで聴けるアルバムだ。
この曲も当時のストーンズ、特にキース・リチャーズが親交のあったカントリー・ロックの開祖グラム・パーソンズの影響があったのではないかと想像する。
カントリーにブルースの要素も入った、やはりどこか猥雑な匂いのするストーンズらしさが滲み出ている名曲だ。
わたしは『メインストリートのならず者』の中ではこの曲が一番好きだ。
歌詞は結構ドぎついドラッグソングらしい。