No.275 マドンナ/ラ・イスラ・ボニータ~美しき島 (1986)

トゥルー・ブルー(紙ジャケット仕様)
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その275
Madonna – La Isla Bonita

ちょっとしたきっかけで、マドンナの曲でも最も好きな曲のひとつになった、思い出深い曲だ。

その昔、わたしが初めてダンスショーを観に行ったときのこと、記憶が定かではないが、名古屋のたしか中村大劇とかいうダンスシアターだったと思う。

女性ダンサーがひとりずつ登場して華麗なダンスショーを楽しませてくれるのだが、ベテランダンサーたちの後で、トリをつとめたその日最も美しかった若い女性ダンサーが、マドンナのこの曲を使って、実に魅力的なショーを繰り広げてくれたのが印象的だった。
それ以来、わたしはこの曲のファンである。

この曲はマドンナの3枚目のアルバム『トゥルー・ブルー』に収められ、シングルカットもされた。
ラテン系のセクシーな曲で、いやがうえにもわたしの青春の1ページが脳裏に甦る。
マドンナのハスキー・ヴォイスも実にセクシーだ。

『ライク・ア・ヴァージン』の次のアルバムなのに、いきなり声の印象が全然違うことに当時は驚いたものだった。
マドンナが一発屋で終わらず、その後も快進撃を続けたのは、このときの声の切り替えが大きかったのではないかと、わたしは思っている。
「ライク・ア・ヴァージン」のままだったらきっと続かなかっただろう。

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