≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その453
Suzi Quatro – Can The Can
そのストゥージズやMC5、キッスなどを輩出した、マジでヤベーやつの都・デトロイトは、女性ロッカーの元祖とも言われる、スージー・クアトロも生んだ。
それまでも女性ヴォーカリストなら、ジャニス・ジョプリンやジェファーソン・エアプレインにもいたが、このスージー・クアトロは、ボンデージ・ファッションでベースを弾きながらロックンロールを歌うというスタイルはさすが、デトロイト・ロック・シティ出身という感じがする。ベース女子の走りとも言えるかもしれない。
そのうえまた、顔がカワイイ。
そのファッションやスタイルは、後にランナウェイズを結成するジョーン・ジェットが手本にしたそうだ。
すべての女性ロッカーは、スージーをリスペクトするべきである。
彼女が扉を開いたのだ。
スージー・クアトロは1972年にデビューし、翌年この2ndシングル「キャン・ザ・キャン」がヨーロッパやオーストラリアでNo.1ヒットを記録し、日本でも大ヒットした。
その人気は70年代末まで続いたが、本国アメリカではなぜかほとんど売れなかったそうだ。
現在67歳。イギリスとドイツで暮らし、ラジオのロック番組のDJをやったり、ライヴツアーも行ったりしているそうだ。