バズコックス/オーガズム・アディクト(1977)

Singles Going Steady

【パンク・ロックの快楽】
Buzzcocks – Orgasm Addict

「ボーダム」から10か月後、メジャー・デビューとなった1stシングルがこの曲だ。

「Orgasm Addict」とは「オーガズム中毒」、平たく言えば「センズリ中毒」ということだ。

思春期の苦悩とオーガズムの瞬間を歌った(笑)、1分58秒の強烈なインパクトのこの曲は、BBCでは当然ながら放送禁止となった。

作者のピート・シェリーも「実は歌うのがちょっと恥ずかしい」のだそうだけど、そもそもBuzzcocksという名前自体が「巨根」という意味なので、今さら何をという気もする。

それにしても「巨根」の1stシングルが「センズリ中毒」なんて、それはもうさぞかし衝撃的なデビューだったことだろう。中二少年たちは発狂するぐらい喜んだに違いない。

そしてこのブログ、《ロックの快楽》にこれ以上相応しい曲も無いのかもしれない。テーマソングにしたいぐらいだ。

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