【21世紀ロックの快楽】
The Music – The Truth Is No Word
The Music – The Truth Is No Word
イギリスのザ・ミュージックは2002年にデビューした4人組だ。日本でもよく売れたようだ。
当時彼らはたったの18歳だった。
若いエネルギーが爆発するような「これぞ初期衝動」とでもいうような、気持ちいいぐらい元気がよくて、新鮮で、カッコよかった。
若者はやっぱりこうでなくちゃ。
元気なだけじゃなくて、才能を感じる良い曲を書いたし、技術も高かった。「ザ・ピープル」もカッコよかったなあ。
その彼らも2011年に解散。
それにしてもデビューから9年でアルバム3枚は少なすぎる。
どういう事情があったのか知らないけど、若いんだからもっとバンバン働いてくれよなあ、とも言いたくなる。
前にも書いたかもしれないけど、近年になればなるほど、ロックバンドのレコードリリースの間隔が空いていくのが気になるのだ。そんなふうだから続かない。
どこのだれの方針だか知らないけれど、ビートルズやストーンズのデビュー当時みたいに、3カ月ごとにシングルとか、年にアルバム2枚とか、若くて輝いてて勢いのあるうちにジャンジャン出せばいいのに。
せっかくの才能をムダにしてほしくないですからね。