No.026 ジミ・ヘンドリックス/紫のけむり (1967)

Smash Hits
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫その26
Jimi Hendrix / purple haze

ジミヘンはわたしにとって永遠の謎だ。

素晴らしいギタリストは数多くいるけど、ジミヘンに似たギタリストはひとりもいない。
ジミヘンはまるで、肉体とギターとアンプとエフェクター類が一体となって爆音を自在に操るモンスターのようだ。まるで映画の『鉄男』みたいな。
見た目にはもちろんそうではないが、彼の頭の中はきっとそんなふうに違いない、と想像する。

わたしはジミヘンのレコードがもうひとつ物足りない。
彼の前代未聞のギタリストとしての音楽の、ほんの一部だけを、削って縮小してケバを取り除いて録音を可能にして、できるだけ前代未聞ではない消費されやすい商品にしたように思えるからだ。
どれを聴いてもホンモノのジミヘンの「片鱗」しか聴こえてこないような気がしてしまう。
勝手な想像かもしれないけど。

当時は最先端で斬新だったけど今思えばやっぱり流行モノでハッタリ強めな「サイケデリックロック」という音楽に彼の天才を費やした感じになったのも、わたしにはなんだか役不足に思えて、もったいないように思えてしまう。
まあ好みの問題かもしれないけれど。

ここでは彼のいちばん有名で、もちろん今聴いてもカッコいい名曲を採るけど、きっと彼の前代未聞、唯一無比のギタリストとしての音楽というのはこんなもんではすまなかったのじゃないかなといつも思っている。
まあそれも謎だけれども

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