≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ 34
Joni Mitchell / both sides now
ほんとにたまたまなのだけど、ザ・バンド、レナード・コーエン、ジョニ・ミッチェルとカナダ人が3回続いてしまった。
ニール・ヤングもカナダ人だけど、わたしはカナダ人のこうしたじんわり哀愁漂うような音楽に惹かれるのだろうか。今までそういうふうに意識したことはなかったのだけど。
ジョニ・ミッチェルは比較的近年に聴くようになったので、わたしはまだそれほどたくさんの曲を知っているわけではないけど、とてもリスペクトしている女性シンガー・ソング・ライターだ。
女性の可愛らしさやセクシーさなどをまったく売りにしていないところ(失礼なのか?)が、この人の音楽の良いところだ。まるでベテラン音楽教師のように音楽に対する厳しさを感じる。
悪い意味ではなく、生真面目な音楽、というイメージだ。
そこがわたしは好きだ。
不真面目な音楽も面白いけど、生真面目な音楽もまた面白い。
いろんな音楽があったほうが楽しい。
これはジョニ・ミッチェルが書いた曲だけど、先にジュディ・コリンズが67年にこれをカバーしてヒットさせている。
ジュディ・コリンズのバージョンはストリングスも入った華やかでポップなアレンジだ。
でもわたしはこちらのリアルガチ感が素敵な、ジョニ・ミッチェル・バージョンのほうを好んでいる。
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